Wellness 創業ストーリー

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「防ぎ得た後悔をこの世から無くし、安心して人生を送れる世界を実現する」

当時医学生だった代表取締役医師中田は、仕事が忙しく健康診断にも行っていないビジネスマンAさんを患者に受け持ちました。

検査の結果、Aさんは『不安定狭心症』という(最悪の場合死の危険がある)病気であることが判明し、緊急で当日に冠動脈バイパス術という8時間にも及ぶ大手術となりました。

その後、幸いにも順調な経過を辿ったAさんは無事一般病床に戻り、担当医学生である中田に感謝と共に強い後悔の気持ちを伝えたのです。

中田が聞いたところによると、Aさんは『川崎病』の既往歴があり、定期的に病院にかからなければ行けませんでしたが、気軽に相談できる医師もおらず、仕事が忙しく時間がないことを理由に病院に行くことをやめてしまったために、ついに死の瀬戸際まで行ってしまったのでした。

「あのとき病院に行っていたら」「もっと早くタバコをやめていたら」など、強い後悔の念を受け取った中田は、先輩医師たちの素晴らしい治療技術に感銘を受けるのと同時に、本質的に必要なのは治療ではなく、予防であるとその時強く感じたのです。

この経験から上記の理念ができ、創業されたのがWellnessです。

予防がなぜ、今必要とされるか

1. 疾病構造の変化

戦前の日本においては、感染症の患者数が多く、「病気になってから治す」という考え方が主流でした。しかし、戦後から現在にかけては感染症のような急性期疾患は激減し、がんや心筋梗塞、脳卒中といった生活習慣病で命を落とす人が増えています。

これらの病気は症状が出たときには既に手遅れで、戦略的に自分自身の身体をケアし、健康寿命を伸ばすことが必要不可欠なのです。

2. パーソナライズ予防の重要性

情報化が進む上で、健康に関する情報は錯綜していますが、一人一人身体は異なり、価値観も異なります。さらに、遺伝子検査や健康診断、人間ドックなど様々な検査技術の普及で、検査の種類は増加しつつあります。数多ある検査の中で、個々の既往歴や家族歴、過去の検査データなどによって受けるべき検査は異なり、個々にとって最適かつ、必要十分な検査を選択する必要があります。また、技術の普及により詳細かつ正確に自分の体調の現在地のデータを取れるようになったため、自己の体の状態のデータドリブンがここ10年で発達しました。

以上の背景から、個々に合った検査の選択、そして検査後のデータを読み解く力、解釈力、正しい知識の取捨選択する力を身につけるため、誰もが自分に合ったケアについて気軽に相談できる存在であるパーソナルドクターが必要なのです。

3. Wellnessが届けたいこと

Wellnessとして皆様に価値提供したいのは、防ぎえた死=後悔が残る死を防ぐということと、

さらには、健康寿命を延ばし、いきいきと幸せな状態で過ごせる時間を延ばすということです。

そのためには、病気の早期発見ももちろんですが、食事、運動、睡眠など、日常生活から、

エビデンスに基づく情報をもとに、今のライフスタイルに合わせた適切な行動をしていくことが大切です。